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武蔵野稽古会傳 作法 細論 其之三


着装 三

足袋、礼装

足元は常の稽古では裸足、または紺、黒の足袋を履きます。
当会会長と不肖の歩んできた全日本居合道連盟、神州居合道連盟がそうであったことに準じ、白足袋は師範、または八段位以上のみ着装可、但し神前での演武では段位に関わらず礼装である白足袋が好ましいとしています。

礼装について触れたので、もう少し述べます。
神前、または公の演武の際は、袂のある五つ紋黒着物に仙台平様の縞袴とされています。
羽織は師範、または八段位以上に着装が許されます。

但し礼装はそれなりに高価であり、高段位(会長と不肖が過去在籍していた全日本居合道連盟では、五段位までは地区審査会、六段位から高段位、先生として京都での全国大会審査)に満たないうちは無理に購わなくとも良いと云われておりました。

当会としても、初心のうちは上記に準じたドレスコードのうえ、持っているだけの礼装で良しとしています。
例えば初心のうちでも紋付を持っているのであれば、紋付に稽古袴、裸足で構いません。

師範として正装で羽織を着る場合、前差として短刀を差します。
帯ではなく袴に差し、栗形が臍前、柄頭が右脇に来るようにします。
また試合や演武の検証に立つものも、前差を差します。
師にその意を伺った処、もし検証を差し違えたら自裁する覚悟を表しているものとの事でした。
これは大相撲の行司最高位である立行司が短刀を差している事と同じ意味合いで、対敵武装ではありません。


无拍
2022年9月10日 初出
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